引越し見積もりの前に準備すること
〜見積りで聞かれること
業者への見積りはインターネットや電話で手軽にできますが、正確な金額を知るためには見積もり前の準備が大切です。
あいまいな情報からはざっくりな見積りができるため、後でトラブルの原因にもなります。依頼する前に、転居先のことや荷物の量について確認しておきましょう。
最初の見積りの際に聞かれることを事前チェック
一括見積サイトでも公式ホームページでも、最低限ここまでは入力が求められます。
- 引越しの日程
- 現住所
- 現住所建物条件(戸建てかマンションかなど)
- 転居先住所
- 転居先建物条件(戸建てかマンションかなど)
- 引越し人数(単身・ファミリー)
さらに、以下のような項目も任意で求められることがあります。
- 現住所の間取り
- 転居先の間取り
- 荷物の数量
- 希望時間帯
- 現住所と転居先の建物条件(エレベーターの有無、道幅など)
- 特殊な荷物の有無(ピアノ・バイク・骨董品・美術品・重量物など)
- 付帯サービス利用の有無(不用品処分やエアコン工事など)
こちらが提供する情報が詳しければ詳しいほど、正確な見積りが出てきます。情報がそろっていなくても見積もりを出してもらうことは可能ですが、幅を取って計算するため多少高めになる傾向があります。
転勤などの場合は転居先の地域だけ決まっていて住所が未定という場合が少なくありませんが、建物の情報がないと正しい見積りや価格交渉は難しくなります。
訪問見積りを依頼すれば、その際に荷物の量が妥当か、窓や玄関が通らない家具はないか、貴重品など特殊な荷物はないかチェックしてもらえます。
どこまで手間とお金をかけられるか確認
引越しサービスには何から何まで業者にお任せするフルコースプランから、できるだけ自分たちでやって最低限だけやってもらうお手軽プランまであります。おまかせ度が高いほど、料金も高くなります。
コースの分け方は業者によって異なりますが、以下のように分類されていることが多いようです。
★が多いほど楽ちんですが、料金は高めです。星が少ないほど時間と手間がかかりますが、お金は節約できます。
おまかせ度
★★★ : 荷造りから輸送・搬入、荷ほどきまでを業者にやってもらうコース
★★ : 荷造りから輸送・搬入はやってもらうが、荷ほどきは自分でやるコース
★ : 荷造りと荷ほどきは自分でやって、輸送と搬入だけ業者にやってもらうコース
大家族で荷物が多く、小さいお子さんがいる場合などはおまかせ度が高い方がいいかも知れません。★3つは一般的に見られるフルプランです。掃除やセッティングはオプションになります。
また、引越し直前は仕事などで忙しく荷造りする時間がないけれど、引越し後はゆっくり作業できるという場合は、★2つのパターンなら完全おまかせよりも安く頼めます。1人暮らしで荷物も少ないなら★1つのお得なプランでも大丈夫かも知れません。
個人的には大変な荷造りをまかせて後でゆっくりモノの配置を決めてしまっていきたい派&できるだけお金を節約したい派なので、★2つのコースがお気に入りです。
荷造りや荷ほどき、掃除や家電のセッティングなど、どこまで自分でできるか、手の数とスケジュールを確認しておきましょう。
新居に持っていくものと処分するものを分ける
今の家にあるものをすべて新居に持っていくとは限りませんね。私が引越しをする時は必ず引越し屋さんにお願いする家具や荷物と、持っていかずに処分するものを分けてリスト化します。
(例)
これでもまだ一部です(笑)。けっこう荷物って多いことが分かりますね。自家用車である程度運んでしまうつもりの人は「自分で運ぶもの」の列を追加してもいいでしょう。部屋を見渡して、抜け漏れがないか確認してみてください。
リストにしておくと見積りのたびに荷物をカウントしたり業者によって条件が変わったりすることがないのでいいですよ。あと、断捨離したくなります(笑)。処分するものに関してはゴミの日やリサイクルの引取り日を記載しておくと便利です。
引越し屋さんに頼みたいサービスはないか
引越しの基本サービス以外にも、オプションで使えるサービスがたくさんあります。多くが有料ですが、引越しと同時に完結していると助かる作業を一緒にやってもらえます。
別に引越し屋さんでなくともできるんじゃないかなーというのも多いのですが、忙しい時にいろんなところに問い合わせる手間が省けます。必要な場合は見積りの際に引越し屋さんに伝えておきます。
- ピアノの移設・調律
- エアコン工事
- アンテナ工事
- その他家電設置工事
- 自動車・バイクの輸送
- ペットの輸送
- 荷物一時保管
- ハウスクリーニング
- 盗聴器発見サービス
- 害虫駆除サービス
- 耐震対策サービス
いずれも引越し業者を経由しなくても頼めるサービスばかりなので、料金を比較しておトクに選びたいところです。
どうしても時間がない場合は一つの業者に全部おまかせでもいいですが、ペットや貴重品など取り扱いに注意したいものに関してはあらかじめ評判を確認しておきたいですね。
特に原付きバイクの輸送は存在を忘れている人が多いみたいですよ(笑)
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