ペットと一緒の引越しのコツ
〜ペットサービスがある引越し業者

ペットと一緒に引越しをする家庭が増えています。ペットは家族ですが、人間のように移動はできず、かといって荷物扱いするわけにはいきません。ペットのいる家庭が引越しをする場合は何に気を付けたらよいのでしょうか?

ペットの引越し方法は3つ

引越しをする時のペットの移動方法は、引越し業者に依頼する、専門業者に依頼する、自分で運ぶの3パターンです。それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
引越し業者
  • 手間がかからない
  • ペットの負担が少ない
  • 対応できない業者がある
  • 珍しい種類には対応できないことも
専門業者
  • ペットに合わせた運び方
  • 珍しい種類にも対応
  • 引越しとは別に手配が必要
  • 料金が高めになることも
自分で運ぶ
  • ペットと離れる不安がない
  • 費用がかからない
  • 慣れていないと双方にストレス
  • 長距離には向かない


引越し業者は輸送を専門業者に依頼することが多いので、実質は2パターンとも言えるかも知れません。

おすすめの想定ケースとしては、面倒な手続き窓口を1つにしたい場合は引越し業者、長距離や珍しい種類のペットは専門業者、近距離で犬や猫といった一般的なペットの場合は自分で、が挙げられます。

ペット輸送可の引越し業者は少ない

まずは引越し業者に依頼する場合を見てみましょう。

ペットサービスのある引越し業者

業者名ペット輸送内容
ハート引越センター専門スタッフによる輸送 ※種類は要相談
ヤマトホームコンビニエンス犬・猫以外のペット(鳥・爬虫類・熱帯魚など)も地域によっては輸送可能
アリさんマークの引越センターオプションサービス(専門業者の手配)
アーク引越センターオプションサービス(専門業者の手配)
赤帽小型犬、猫のみ(助手席にキャリーバッグ)
日通×「ペットアシスタンス」サービスあり
※2021年4月時点

引越し業者自身がペットの輸送を取り扱っているケースは非常にまれです。オプションサービスとして取り扱っていても実際には専門業者に取り継ぐだけだったりします。上の表でペット輸送の欄が「△」になっているのはそれに当てはまりです。ホームページで本サービスとしてペット輸送を記載しているのはハート引越センターとヤマトホームコンビニエンスだけですね。

単身引越し向けに人気のある赤帽は、助手席に置けるサイズのキャリーバックに入るペットなら大丈夫です。ペットと一緒に自分も乗りたいという場合は相談が必要です。

日通はペットの輸送は取り扱っていませんが、日通で引越しをすると「ペットアシスタンス」サービスが受けられます。新生活でいつもと様子が違うといった悩みやしつけについて相談できるというユニークなサービスです。

こう考えると、引越し業者にペット輸送をたのむのは選択肢が少なそうですね。

ペット輸送専門業者を使う

引越し業者は対応していなくて、自分で運ぶことが難しい場合は、ペット輸送専門業者に任せるのが良いでしょう。犬や猫はもちろん、爬虫類や魚類、うさぎやハムスター、インコやオウムなどの鳥類など、扱いが難しい種類でも可能な業者があります。営業エリアや輸送方法はそれぞれ異なるので、条件に合うところを選びます。

専門業者によるペット輸送は、飼い主も同乗できる「ペットタクシー」と、ペットだけを運ぶ「ペット輸送」に分けられます。

ペットタクシーはペットと離れ離れになることなく過ごせるのが最大のメリットです。業者によってはゲージに入れずに抱っこしたままでもOKという所もあります。動物にとって一番リラックスできる環境が大事だと考えれば、検討したい輸送方法です。ただし、同乗する場合は近距離が一般的で、長距離の場合は応相談というケースが多いです。

ペット輸送は車だけで運ぶ場合と、車と空輸併用の場合があります。長距離の場合は飛行機を併用する場合が多いですが、飛行機内では手荷物として貨物室に乗せられるので、気圧や気温の変化が気になる場合は相談した方が良いでしょう。同じ距離であれば、料金は空輸併用の方が安くなります。

代表的なペット輸送業者

エリア飼い主同乗空輸併用特色
エイチケイペットタクシー全国全社員動物取扱主任者
湘南ペットハイヤー全国ペットスペース完備の専用車
ヤマトホームコンビニエンス全国×輸送は提携業者
ワンニャンキャブ(輸送)全国
(タクシー)大阪
動物園からの依頼もある業者
わんにゃんライダー阪神×ペットタクシー専門
※2021年4月時点

料金は種類や距離にもよりますが、たとえばエイチケイペットタクシーなら、東京~大阪間は空輸併用で税込59,000円、直行便で10万6,000円です。

業者を選ぶ際には、「一般貨物自動車運送業事業者」の認可を受けた会社か、スタッフは「動物取扱主任者」の資格を持っているか、「物流業者包括賠償責任保険(動物用)」に入っているか、輸送の際は他の荷物や動物と混載しないかを確認するようにしてください。

自分で運ぶ場合の注意点

業者に依頼せず自分でペットを輸送する場合は、公共交通機関を利用するかマイカーを使う方法があります。普段からペットと車で出かけることが多い家庭なら、マイカーが最もペットの負担が少ない輸送方法でしょう。特に高齢のペットの場合はストレスの少ないマイカーが望ましいです。

公共交通機関を利用する場合は、ペットの持ち込みがどこまで可能なのか事前に確認が必要です。移動の際は環境の変化がペットに与える影響を十分に考慮し、鳴き声など周囲に配慮しましょう。飼い主にもペットにも負担のかかる方法なので、あまり長時間はおすすめできません。

自分で運ぶ場合は費用が安くするのが最大のメリットですが、ペット連れの運転や電車バス移動は大きな負担です。引越しの準備や片づけと同時進行だと疲れ果ててしまいます。手間と安全を考えて最善の方法をとるようにしたいですね。

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  1. ペットの引越し方法は3つ
  2. ペット輸送可の引越し業者は少ない
  3. ペット輸送専門業者を使う
  4. 自分で運ぶ場合の注意点
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