山口県中古マンション価格相場
〜下関市・山口市・宇部市

本州の最西端に位置する山口県は、下関市と山口市の新山口駅周辺でのマンション売買が活発です。

下関市

下関市の人口（25万人）は県庁所在地の山口市（19万人）より多く、中国地方で5番目の都市です。近年は、新下関駅、唐戸駅、安岡駅周辺にマンションが増えています。

下関駅周辺

下関駅の東側は、県下最大ショッピングセンターシーモール下関を中心として、商業施設エリアです。

下関市は下関駅周辺で都市開発計画「下関駅にぎわいプロジェクト」が進められているものの、福岡市や熊本市のような著しい都市開発はみられません。

シーモール下関の東には、県内で最も（高さが）高い建物になる高層マンション「ヴェルタワー下関」が建っていますが、100mさえも超えるタワーマンションは存在しません。

下関市街地は、駅を取り囲むようにコンパクトにまとまっています。下関駅から対岸の北九州市の小倉駅まで10分程度の距離なので便利ですね。

新下関駅周辺

山陽新幹線が停車する新下関駅ですが、小倉駅に人を奪われて新幹線がほとんど停まらないイメージですね…

都市計画が上手くいっていない雰囲気がありますが、決して悪い環境ではない新下関駅周辺は比較的リーズナブルな価格帯で取引されています。

唐戸

唐戸は下関駅から少し離れた場所にあります。ここには海響館やカモンワーフといった観光施設や、唐戸市場があります。関門地区のスポットになりましたが、海に面している立地が魅力的です。

長府駅周辺

下関市内の中でも長府エリアは人気ですね。下関駅から少し離れますが、このエリアは商業用地の開発が進み、ゆめタウン長府や、国立病院機構関門医療センター側にマックスバリュ長府店など、郊外型店舗が多く揃っています。住み心地は良さそうな環境です。

山口市

山口県の県庁所在地・山口市です。山陽新幹線が停車する新山口駅の周辺は小郡町でしたが、2005年に合併して山口市になりました。山口駅はいまだ自動改札機が導入されていない状況で、駅周辺も少し寂しい環境です。

現在、新山口駅周辺では、山口県一の都市空間を目指し、小郡地区から市全体に総事業費110億円の都市開発プロジェクトが森ビル都市企画によって進められています。上手くいくといいですね。

山口県の中心商業地の下関市とほぼ同水準です。

宇部市

宇部市は周防灘に面した街で、山口県の空の玄関口、山口宇部空港がある地域です。市内には山口大学医学部付属病院があります。

宇部市はあまり街中に店舗が集中しておらず、小さな商店などが点在している感じです。宇部市の商店街「中央銀天街」「新天町」のシャッター通り化や、常盤町が代表的な繁華街ですが、井筒屋宇部店やレッドキャベツが閉店するなど少し寂れた雰囲気が漂います。