引越し2~3週間前までにやること
引越し2~3週間前は、「ライフライン」「通信」「配達」関連の手続きを始める時期です。直前になると荷造りやあいさつ回りに追われるようになるので、面倒な手続きは余裕を見て進めておきたいところです。
電気・ガス・水道の手続き
引越しの際には、今住んでいる住居の電気・ガス・水道を止め、新居で使えるようにしておく手続きがそれぞれ必要です。
電気の使用停止・開始の手続き
電気の使用停止を申請するには、契約している電力会社に連絡をします。連絡方法はインターネットか電話ですが、「お客さま番号」が分かっている場合はインターネットを使えば24時間手軽にできます。
Web会員に登録していると普段明細チェックに使っているIDとパスワードで申し込めるので便利ですね。分からない場合は電話でも可能です。
使用開始手続きも1ヵ月前からインターネットか電話でできます。電力自由化で電力会社は好きに選べるようになったので、引越しをきっかけに転居先ではどのような電力会社が選べてどんなプランがあるのかチェックしてみてはどうでしょうか。
申請期間は引越し1ヵ月前から2~3日前ですが、あまりギリギリなのは避けた方が良いでしょう。
電気の場合は基本的に立会いの必要はありませんが、電機メーターや契約の種類によっては求められることがあります
。
ガスの閉栓・開栓の手続き
ガスの閉栓と開栓の手続きは電話かインターネットで可能です。契約しているガス会社に1ヵ月前から2~3日前までに連絡すれば手続きできます。
ガス開栓には基本的に立会いが必要で、その予約が取れるかどうか分からないのでなるべく早く申し込みたいところです。特に3月や4月の引越しシーズンは2週間前までには連絡しましょう。
立会いは基本的に開栓の時だけですが、旧居がオートロック玄関やメーターが屋内にあるタイプの建物だと必要になることがあります。作業時間は5~15分程度です。インターネットでの手続きには「お客様番号」が必要なので、検針票で確認しておきましょう。
ガスも2017年から自由化されており好きなところを選ぶことができますが、電力会社に比べて選択肢はないかも知れません。
水道の使用停止・開始の手続き
水道は立会い予約の必要もないので1週間前でも良いです。個人的には電気やガスと同時に済ませておくと忘れにくいのでそうしています。
使用停止の手続きは現在住んでいる自治体の水道局に電話またはインターネットでおこないます。同一区域内に引っ越す場合は同時申請が可能です。
開栓手続きが済んでいれば新居ではすぐに水道が使えるはずですが、それでも水が出ない場合は水道メーター手前にある「止水栓」が閉まっているかもしれないので自分で回して開栓しましょう。
「通信」関連の手続き
電話やインターネットの手続きもこの時期におこないます。NHKはまだ先でもかまいませんが、ケーブルテレビや衛星放送は工事が伴うため早めに手続きします。
固定電話の移転
電話回線の移転は2週間前までに手続きをしましょう。フレッツ光、フレッツ・ADSL等のネット接続も同時におこないたい場合はそれよりもさらに1週間早く申し込むほうがいいです。
引越し先でも今の回線を使用するのか、IP電話に切り替えるのかなどによって手続き内容が異なるので、NTTの「電話・インターネットのお引越し手続きガイド」に沿って申し込みましょう。
インターネットの手続き
引越しに伴うインターネットの手続きには、
- 今のインターネット回線を継続する
- 今のインターネット回線を解約して別の回線を契約する
以上2つの場合があります。
(1)の場合は転居先でも同じサービスが受けられるか確認する必要があります。
(2)の場合は、解約に違約金がかからないか、新居で使えるインターネット回線にはどのようなものがあるか確認しましょう。
回線を使えるようにするためには設置工事が必要です。
引越し後すぐにインターネットを使える状態にしておきたい場合は、遅くとも3週間前までには申し込んでおかないと間に合わないことがあります。
ケーブルテレビ・衛星放送
J:COM等のケーブルテレビや、スカパー!などの衛星放送は、機器の取り外しや設置作業が必要になるため、希望する日に工事完了したい場合は早めに申し込んだ方が良いでしょう。工事には出張費や部品代がかかることもあります。
例えば、J:COMでは「J:COMの引越し割」という引越し手続きをすると、最大12ヵ月割引を受けられるサービスがあります。
NHKの住所変更
NHKの放送受信料を払っている場合は、住所変更の手続きをする必要があります。「NHK受信料の窓口」からネット上での手続きが可能です。
「配達」関連の手続き
家に届く荷物や郵便物が転居先に届くよう手配します。
郵便局
郵便局に「転居届」を出せば、旧住所あての郵便物等を1年間、新住所に無料で転送するサービスを受けられます。窓口で身分証明書とともに提出します。
郵便局ホームページの「e転居」でも転送サービスを申し込むことができます。ただし、金融機関や行政機関が発送した簡易書留などの「転送不要」郵便物は対象外です。
新聞
新聞は郵便局を経由しないため別途住所変更が必要です。新居でも同じ新聞が受け取れる場合はホームページから手続きが可能です。解約する場合は販売店に直接連絡して清算してもらいましょう。
年間購読の場合でも解約できるケースが多いようですが、販売店によって対応が異なるようです。
悪質だと感じた場合は国民生活センターに問い合わせてみてください。
宅配サービス
牛乳、ヤクルト、配食サービス、ふるさと納税の定期配送など、郵便局を介さない宅配サービスを利用している人は住所変更をしておく必要があります。転居先で同じサービスが受けられるかも確認しましょう。
すぐに使わない物の荷造り
引越しまではまだ10日以上ありますが、ぼちぼち荷造りをはじめましょう。普段あまり使わず、梱包してしまっても生活には支障ないものから手を付けます。
- 季節外のもの(衣類、靴、布団、クリスマスツリーや雛人形など行事用品)
- 趣味のもの(スポーツ用品、キャンプ用品)
- 思い出用品(アルバム、写真立て、トロフィー)
- 使用頻度の低い食器
- 書籍、あまり見ないDVDやゲーム
2~3週間使わなくても困らないものを選んでダンボールに詰めていきます。荷造りを始めたら梱包済みのダンボールを置く場所を確保し、どれに何が入っているのか分かるようにマジックで書くなどして工夫すると良いですね。
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