トラックの大きさ別に積める荷物の量とは?


荷物を少しでも減らしたら、それは引越し料金に反映されるのでしょうか?引越し代を節約するには料金が決まる仕組みを知っていることが重要です。ここでは引越し料金に含まれるもっとも基本的な費用である「基本運賃」について解説します。

基本運賃は「送料」みたいなもの

引越し料金は、

「基本運賃」+「割増料金」+「実費」+「オプション料金」

によって決まりますが、基本運賃は宅配便とかで支払う送料のようなものだと思ってください。荷物が多いほど、距離が遠いほど高くなります。

基本運賃は「標準引越運送約款」で以下のように定められており、業者は上下限の10%以内で料金を設定することができます。高い業者と安い業者では20%の開きがあることになります。

時間制と距離制に分かれていますが、どの制度を採用するかは業者によります。

100kmまでは時間制、100km以上は距離制というところもあるようです。

たとえば2トントラックを1台借りた場合、時間制なら移動と作業が8時間でおさまったとして基本運賃は2万円~2.5万円、距離制なら100kmで2.3万円~2.7万円です。

100㎞は皇居から箱根くらいの距離ですね。引越し料金全体ではなくて、基本運賃のみの値段です。

トラックに乗る荷物の量は?

標準引越運送約款にあるように、料金はトラックの大きさによってずいぶん差があります。でも2tトラックとか4tトラックとかいわれても、自分の荷物がどのトラックに積めるのか分からないですよね。

そこで目安となる荷物量をまとめてみました。トラックの呼び名は業者によって微妙に異なるので注意してください。

1tトラック(軽トラック)

  • 荷物の少ない単身者向き
  • 1.5畳の広さにおさまる程度の荷物
  • 大型の家具家電は不可

狭い道路でも通行可能な小回りの良さがありますが、ダブルベッドやドラム式洗濯機など大きな家具家電がある場合は利用できないことが多いです。ミニマリストな単身者向きと言えるでしょう。軽トラックによる引越しは「赤帽」が有名ですね。

2tトラック

  • 荷物の多めの1人か標準的な2人
  • 間取りで言うとワンルーム~2K
  • 3畳分くらいのスペースにおさまる荷物

2tショートトラックなどと呼ばれます。一般的な家電一式とダンボール20~30個がおさまります。軽トラックでは運べない荷物量のある単身者か、新婚など生活を始めたばかりの2人に適しています。

3tトラック(2tロングトラック)

  • 引越し人数2人~3人
  • 間取りでは1LDK~2LDK
  • 4.5畳分くらいのスペースにおさまる荷物

2tトラックは引越しでよく使われるトラックですが、ショートとロングでは料金が多少変わってきます。分かれ目となるのはダンボール30個あるかないかだといわれています。

30個以下ならショート、それ以上ならロングになる可能性が高いです。ちょっと荷物が多めの夫婦や、子供1人のいる家庭に適しています。

4tトラック

  • 引越し人数3人~4人
  • 間取りでは3K~3LDK
  • 8畳分くらいのスペースにおさまる荷物

十分な積載量があるので、子供のいるファミリー世帯の引越しに向いています。

ダンボール60個以上、大型家電一式、4人用のダイニングテーブルやリビングセットなども問題ありません。ただしトラック自体がかなり大きくなるので、家の前の道幅が6m以上ないと厳しいでしょう。

4tロングトラック

  • 引越し人数4人~5人
  • 間取りでは4DK以上
  • 9畳が目安だがサイズは業者によって異なる

多くの引越し業者では4tトラックまでが主流ですが、超大手となるとそれ以上の大型トラックを保有しています。

パンダのマークのサカイ引越センターはなんと12tの自社トラックがあります。たくさんの荷物を積めるのは良いことですが、料金が高くなることと、十分な道幅が必要になることには注意が必要です。

荷物を減らせば節約できる?

引越しの際に荷物は少ないに越したことはありませんが、服や食器を多少減らしたところで使用するトラックが変わらなければ料金にもそれほど影響はありません。たとえば2tロングをショートに変更できるくらいの断捨離ができれば効果は見込めるでしょう。

気を付けたいのが「当日乗ると思っていた荷物が乗り切らなかった」という状況です。訪問見積りに来た営業の見積りミスや、直前の荷物の追加が原因として考えられます。

このような事態に陥った場合、新たにトラックをチャーターするか、同じトラックでピストン輸送してもらう方法がありますが、うまく空きがあるか分からないうえ、時間もお金も余計にかかってしまいます。

荷物量の見積りは慎重におこない、いざという時に入りきらないというトラブルがないようにしましょう。

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  1. 基本運賃は「送料」みたいなもの
  2. トラックに乗る荷物の量は?
  3. 荷物を減らせば節約できる?
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