引越しのよくあるトラブルと対処方法


情報収取や段取りをちゃんとやっても、何かと思ったようにいかないのが引っ越しのツライところ。いざ当日になってみたら、時間通りに来ない、荷物の扱いが荒いなど、イライラがたまってしまうことも。

引越しに関しては、どこまでが業者の責任で、どこからが文句のいえない範囲になるか、ある程度決まっています。

また、事前にしっかり先回りして計画しておけばトラブルに見舞われる確率を大幅に減らすことができます。ここでは引越しにまつわるトラブルとその解決法についてまとめます。

引っ越しの「困った」記事一覧

荷物が壊れたり、なくなったら引越し業者に弁償してもらえるのか?

国民生活センターには引っ越しに関する苦情が年間2000件以上寄せられます。中でも多いのが「作業中に荷物を破損・紛失された」という相談です。引越し先で家具をセッティングしようとしてテレビの液晶画面が割れていたらショックですよね。そんな場合、全額補償してもらえるのでしょうか。

引越しが急きょ取り止めにしたら、キャンセル料は払わないといけない?

次に多いのが「キャンセル料」について。大きければ20万円や30万円になる引越し料金は、キャンセル料も高額になります。どんな時にキャンセル料なしで解約できて、どういう場合にキャンセル料を請求されるのか、知っておきましょう。

引越業者が来ない!引越し遅延の損害賠償は請求できるのか?

「遅延」も引越しではよくある相談です。ダイレクトに損害がある割には、簡単には賠償に応じてもらえない面倒なトラブルです。

追加請求された!返金してくれない!引越料金トラブルの解決法

まず、業者が約束の時間に遅れたからといって、迷惑料や引っ越し料金の値引きには応じてもらえないことは覚えておきましょう。具体的な補償の範囲については、記事内で詳しく解説しています。


安心して頼める引越し業者の認定マーク

引越し業者は専業と呼ばれるところに限っても全国で150~200社存在し、運送業者が引っ越し業も兼ねているケースを含めると3,000社にも上るといわれています。そんな中で経験の少ない素人がトラブルの少ない業者を見分けるのは至難の業です。

そこで参考にしたいのは、全日本トラック協会が認定している引越し安心マークです。業界団体が優良な引越し事業者と認めた業者だけが掲げることができます。こちらでその一覧を見ることができます。(参考・国土交通省「引越事業者優良認定制度について」)

審査基準は以下の通りです。

  1. 引越における約款を遵守していること
  2. 苦情等に対する対応体制及び責任の所在の明確化を図っていること
  3. 適切な従業員教育を行っていること
  4. 引越関係法令を遵守していること
  5. 適正な廃棄物処理等を行っていること
  6. 適正な個人情報の取扱いを行っていること

3年ごとの更新で、更新のたびに審査があるそうです。

もし、このマークを使用している業者でトラブルがあった場合、全日本トラック協会を通じて相談内容を事業者に伝えてもらい、調査・対応・報告を求めることができる仕組みとなっています。

引越安心相談 | 全日本トラック協会

電話:0120-109-855(フリーダイヤル) 


受付:9:30~12:00、13:00~17:00(土・日・祝を除く)

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