子育てには戸建よりマンションを選ぶべき理由
子育てをするとき賃貸でもマイホームでも、マンションにするべきか、戸建てにするべきなのか悩んでしまう方も多いと思います。結論からいえば、子育てをするのであればマンションが断然良いです。この記事では、その理由について紹介していきます。
同じ間取りでも使えるスペースがマンションの方が多い
まず、一つ目の理由が、同じ間取りであったとしても、戸建てと比べてマンションの方が「使えるスペース」が広いことがほとんどです。
戸建ての場合は、土地の形に合わせて家が立つことになるので、縦長だったり、横長だったりするので、仮に同じ4LDKに住んでいたとしても、使えるスペースが変わります。
また、戸建ての場合は2階建て・3階建てとあり、1階はリビング・2階は子育てスペースと分けてしまうと親の目から離れてしまうことも多いです。
しかし、マンションの場合はリビングの隣に別の部屋があることが多いので開けっ放しにしておけば、家事をしながら子どもを見ることもできるので安全面も違います。
子育て支援マンションがある
まだまだ数は多くありませんが、近年子育て支援マンションが話題にあがっているのをご存じでしょうか?これは2013年に東京都墨田区が始めた取り組みであり、それ以降、認定制度を設ける自治体が増えて、拡大います。
まだまだ始まったばかりのこの制度、安全面に配慮した認定基準をクリアするのが難しいのですが、これからも需要が高まってくるでしょう。
子育て支援マンションの認定基準は各都道府県・自治体によって異なります。
大阪市の場合
- 未竣工のマンション、または竣工後、居住が開始されていないマンション
- 敷地面積が300平方メートル以上で、戸数が10戸以上のマンション
- 住戸部分の専有部分が1戸当たり40平方メートル以上で、そのうち55平方メートル以上のものが全住戸の3分の2以上のマンション
- 設計住宅性能評価書及び建設住宅性能評価書の交付を受けるマンション(分譲のみ)
- 子育てに資する「快適で安心」、「安全で安心」、「便利で安心」、「楽しくて安心」、「いろいろ安心」という5つの視点に沿った認定基準を満たすマンション
- 賃貸又は分譲マンション
埼玉県の場合
- 下記のアまたはイを満たしていること
- 全住戸の2分の1以上の住戸専用面積が下記の ab の場合
- 分譲住宅の場合=65㎡以上
- 賃貸住宅の場合=55㎡以上
- 全住戸の100分の15以上が下記の a または b の場合
- 居室数5以上 (例)4LDKなど…多子世帯向け住戸
- 住戸専用面積が80㎡以上 …多子世帯向け住戸
- 階数が2以上の場合は、エレベータを設置していること※ただし、2階建てのメゾネット形式の場合は除く
- 住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく住宅性能第5条第1項に定める設計住宅性能評価書及び建設住宅性能評価書を取得していること
- その他法令等に違反していないこと
このように、各都道府県・自治体によって認定基準は異なります。細かな指定もあるため、既存のマンションで認定を受けるというよりは「子育てマンション」としての建築設計しているマンションが多いです。
共有スペースが充実している
最近のマンションは共有スペースが充実しているところがたくさんあります。その中でも子育て世帯に嬉しいのが「キッズスペース」です。ここは、たくさんの玩具であったり、遊具が提供されているので、雨の日でも遊び場所に困りません。
また、子育てとは少し離れますが、お誕生日会などに友達をたくさん呼べるパーティルームがあるので、そこで皆でワイワイ過ごすこともでき、遠方から孫の顔を見に来た、おじいちゃん、おばあちゃんの為に安価で宿泊することができるゲストルームなどもあります。
さらに、カラオケなどを楽しめる施設などもあります。
現代のマンションは、このような共有スペースで競い合っています。
子育ての悩みを共有しやすく、友達ができやすい
マンションの大きなメリットのひとつとして、子育ての悩みを相談・共有しやすいことがあります。何か悩んだとき、何かあったときに、近しい年齢の子どもを持っているお母さん、お父さんと仲良くなっていれば、すぐに相談できるので安心です。
また、お母さん同士で交流をするということは、その子どもたちも自然と仲良くなることになるので、同じ年、少し年上、年下など様々な友達ができ、幅広い交流を持つことができます。
このような交流を持つことで、一人っ子でも「年上が年下を守る」と気がついたり、小さい子も「大きくなったら、小さい子を守らないといけないんだ」と自然と学ぶようになり、人付き合いの基礎を育まれます。
マンションだと、親は子育ての相談がしやすく、子どもは学校以外の交流を増やすことができます。
スーパや病院が近く、交通機関も徒歩圏内
子育て世帯でマンションをおすすめする理由は、商業施設・医療施設が近く、電車といった交通機関も徒歩圏内にあるからです。
特に小さい子どもを育児しているお母さんは毎日が大変です。もしスーパが遠ければ、その移動時間だけで疲れてしまったり、他の事に手が回らなくなってしまう可能性もあります。
また、病院が遠いと子どもに何か合った時にすぐに対応できないことも多いでしょう。マンションはこれらの施設の近くに立地していることがほとんどです。
スーパが近ければ買い物に時間をかけずに済み、何か買い忘れてもすぐに買いなおしにいけるのも大きなメリットで、病院が近くにあれば子どもに何かあってもすぐに連れていくことができるので安心です。
徒歩圏内に電車などの交通機関があれば遊びにも行きやすいので、ちょっとした遠出にもいいでしょう。
まとめ
子育てには戸建よりマンションが断然良い理由について紹介してきました。スーパや病院といった頻繁に利用する施設が近かったり、子育ての悩みを共有しやすいのは大きなメリットです。
また、最近始まった「子育て支援マンション」が話題となり、少しずつ需要が高まってきています。安全性の認定基準が高いため、子育てをしているお母さん・お父さんにとって大きな安心を得られます。
もし、賃貸・持ち家に関わらず、マンションか戸建てに引っ越しを悩んでいるのであれば、一度子育て支援マンションを内覧したり、周りの施設と比べてみるのはどうでしょうか。
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