我が家で時短家電「三種の神器」がことごとく合わなかった理由

ちなです。人から勧められたものや、評価の高いものが、自分には合わなかったりすることってありますよね。我が家ではそういったことがよく起きます。ひねくれているのでしょうか。

今回は結局使わなくなった時短家電の話をしたいと思います。

もう本当に毎日忙しくて、でも家が整っていないのはキライなので、手早く家事をちゃんとやる方法をずっと模索しています。時短家電もその解決策のひとつ。さまざまな時短家電が開発され、今やどの家庭にあってもおかしくないものとなりました。中でも食器洗い乾燥機・全自動洗濯乾燥機・ロボット掃除機は共働き世帯の『三種の神器』といわれています。

しかし、結局うちではどれも使っていません。試してみたり検討してみたりした結果、ことごとく合わないことが分かったからです。その理由は何でしょうか?分析してみました。

食器洗い乾燥機


食器洗い乾燥機(以下食洗機)は長年の憧れでした。お皿洗いは小さい頃からやってきたこともあって手際も悪くありませんでしたが、何しろ毎日毎食のことなので、いいかげんうんざりしていたのです。広いシステムキッチンにビルトインの食洗機があれば食事の後片付けは何もしなくてもいい、くらいに考えていました。

実際、食洗機は時短家電の中でもかなりメジャーな分類に入ってきました。一般家庭への普及率は3割を超えたといいます。お皿洗いの手間が省けるほか、手荒れを防げる、実は節水になるなどの理由が人気を後押ししています。

1人目の子供が生まれたのをきっかけに、我が家でもパナソニックの卓上型を導入しました。最初はわくわくしながら使っていましたが、徐々に使わなくなり、引越しのタイミングで手放すこととしました。合わないなと感じた点は次のようなものです。

使うのをやめた理由

  • 鍋やフライパンが手洗いなのは変わらない
  • よく食べる家族なので食器が全部入りきらない
  • 食器の形状によっては洗い残しがある
  • 食洗機OKの素材か確認するのが面倒
  • 哺乳瓶のフタなど軽いものが行方不明になる
  • 食洗機専用洗剤を台所洗剤とは別に買わなければならない
  • 食洗機の掃除が必要
  • 大型のものをカウンターキッチンに置くと向こうが見えない
  • 料理の作業スペースが狭くなる

たしかにお皿洗いの手間は減ったけど、代わりに増えた手間もある。

プラス面としてお皿洗いが楽になったことは確かなのですが、そのためにキッチンのけっこうなスペースを取られて、見栄えは良くないし料理の時に不便でした。あと洗い残しがないようにお皿を並べたり深い食器の角度を考えたりするのはけっこう気を遣いました。

意外と食洗機のメンテナンスの手間がかかるのがストレスでしたね。定期的に内部を洗浄、外側の汚れのふき取り、専用洗剤の購入などです。それで一切お皿洗いがなくなるならいいですが、結局入りきらなかった食器や鍋フライパン類は手で洗わないといけないので、だったら全部自分で洗って台所がすっきりしている方がいいなと思いました。

食器を洗う食洗機も洗わないといけないもんね。

ドラム式洗濯乾燥機


洗濯から乾燥までまかせられるドラム式洗濯乾燥機も共働き世帯の必需品と言われています。洗濯物は干す手間が大変ですよね。ハンガーにかけて、ベランダまで運んで、乾いたら取り込んで、たたんで…。昼間留守にしていると天気が心配ですし、共働きの場合夜に洗濯することが多いので、乾燥まで終わっているとあとはタンスになおすだけで済みます。

真っ先に購入を検討したのですが、割とすぐに断念しました。いろいろ調べたり、実際に使っている友人から話を聞いたりした結果、ウチにはちょっと合わないなと感じました。その理由は次です。

買うのをやめた理由

  • 家族5人分の洗濯物が1回の乾燥で乾かない
  • 毎日だと電気代がすごいことに
  • 本体の価格も高い
  • 衣類によっては使えない
  • 乾燥機能を使うと洗面所に湿気がこもる
  • 手前にドアを開けるスペースがない

まず、保育園児とスポーツ小学生を含む5人家族では、洗濯物の量が膨大です。ドラム式洗濯乾燥機は洗濯容量が10kg、乾燥容量が5~6kgが主流で、洗濯は何とかおさまっても乾燥が1回ではおさまりません。使っている友人は「1日2回まわすのは普通よー」と言いますが、夜に2回洗濯するのはキツイです。今の家には浴室乾燥機が付いているので、いっぺんに洗っていっぺんに干す方が、ハンガーにかける手間を考えても私にとっては楽なんです。

たしかに乾燥機っていっぱい入れるとなかなか乾かないよね。

あと心配なのはコスト。本体の価格は縦型の乾燥機付き洗濯機より2倍近い値段となっています。中には30万円もするハイエンド商品も。1回の電気代も、洗濯だけなら22円ですが、乾燥は機種によって40円~70円かかります。

基本的にケチなので、電気代はどうしても気になります。

使い勝手の面で気になる点も。うちの洗面所はあまり広くないので、ドアを手前に開けるスペースがありません。乾燥機を使うと部屋中に湿気がこもるという話も気になります。衣類によっては洗濯機による乾燥はすごく生地を傷めるらしく、「洗濯乾燥OKの丈夫な服だけをそろえる」くらい徹底しないといけないようです。そこまで割り切れるかどうかですよね。

ロボット掃除機


欲しいなーと思ってから5年以上たったかもしれません。でもいまだに購入にいたらず。10年以上前に買ったSANYO製(!)の掃除機を使っていましたが、最近「最弱モード」でしか運転してくれないというバグに見舞われ、再度本気でルンバ購入を検討したところ、やっぱり買わない結論に達しました。理由はこうです。

買うのをやめた理由

  • 床にモノが多い
  • ロボット掃除機だけで掃除が完結しない
  • 基本的に掃除はキライじゃない

ロボット掃除機は、騒音がひどい、部屋の隅が掃除できない、畳が傷む、迷子になるなどのデメリットが指摘されてきましたが、最近機種が発売される度に解消されていて、今は大きな欠点見当たりません。しいて言うとお値段でしょうか。

ロボット掃除機に問題があるというよりは、我が家の問題と言っていいかも知れません。まず、床にモノが多い、これに尽きます。私自身は基本的にモノを持たないタイプですが、家族はできるだけ保有しておきたい方で、こればかりは考え方の違いなので強制するわけにいきません。できるだけ床にモノを置かない、出したものは元の場所へといった最低限の整理整頓には協力してくれています。

家の中がルンバ様をお迎えできる状態じゃない…

「家具も生活もルンバに合わせるんだよ」と友人が教えてくれました。何なら家具もロボット掃除機が動きやすいものに替えるのだとか。何もそこまでと思いましたが、実際そのほうが生活しやすいそうです。

あと、床の掃除機かけだけが掃除じゃないんですよね。壁や天井、窓ガラスや家具まわり、キッチンの汚れ、お風呂洗いにトイレ掃除、庭の雑草抜きまでやってくれるロボット掃除機があれば、100万円でも買うかも知れません(笑)

ロボット掃除機に合わせた生活を家族に徹底させるのが難しいと感じたので、買うのは断念しました。代わりにちょっと高めのほうきを買いました。これがけっこう使えて、基本的に掃除はキライじゃないようです。

時短家電が向かない家庭の特徴

他にも、ホットクックは煮物に便利ですが我が家は焼き物・揚げ物が多い家なので却下、フードプロセッサーはフードプロセッサーを洗うのが面倒と感じるから却下、スチームアイロンはそもそもアイロン自体あまり使わないから対象外と、いわゆる時短家電と言われるものはあまり使っていません。布団乾燥機は重宝していますが、これは時短というより気持ちいいオフトゥンが好きという理由で使っています。

我が家のように、時短家電に向かない家庭には一定の特徴があるようです。

大家族

何人からが大家族かは意見が分かれるところですが、5人以上は大家族と考えて良いと思います。家族の人数が多ければ、必然的に食器洗いや洗濯物の量が増えます。時短家電の容量を超えるようであれば、2回に分けてやる、もしくは足りない分は手作業でやるはめになり、何のための時短なのか分かりません。

特にウチは食いしん坊(=たくさん料理する必要、食器も多く出る)で、体が大きい(=服のサイズが大きい)ので、あらゆるもののボリュームが増えます。加えて活動的だと、どうしても持ち物が増えてしまいますよね。

時短家電に合わせた生活ができない

時短家電を買うと今まで手作業でやってきたことをそのまま自動でやってくれるイメージがありますが、そうではないんですね。今の家事を時短家電にやってもらうためには、時短家電に合わせた生活をする必要があります。食洗機に合わせた食事スタイル、ドラム式洗濯乾燥機に合わせた服選び、ロボット掃除機に合わせた家具やモノの配置。

システム開発の仕事に関わった時に、エンジニアの人が「IT化っていうのは今までの仕事をただコンピュータにやらせるのではなく、人間がITに合わせることで新しいことをやろうって話だからね」と言っていたのを思い出します。

それがうちにはハードルが高かった。大食いの和食派なのでどうしても食器が多くなりがちなのですが、食洗機に合わせてワンプレートで済まそうという気が起きません。ルンバに合わせて荷物を減らそうにも、それで家族の満足度が下がったら元も子もないし。洗濯機に入りきらないから洗濯物が増える部活やめろとも言えません。これが、時短家電がことごとく合わなかった理由です。

時短家電が便利であることは変わりない

時短家電を使って生活の満足度が上がったという人はたくさんいると思います。時短家電はダメだぞ!と言いたかったわけではなく、間違いなく便利で良くできたものだと思いますが、私のように合わない人がいるとしたらきっとこういう理由ですよということが言いたくて書きました。

何より、世の中が「家事を効率的にしよう」という機運が高まってきたのは良いことだと思います。「手間をかけるほど心がこもっている」、「手作りは愛情の証」という価値観は家事を担う人にとって時には重圧になっていたはず。時短することで仕事や余暇の時間が生まれ、技術が向上し、ついでに経済が回ればいいことだらけです。いいぞもっとやれって感じです。

書いているうちにやっぱり欲しくなってきちゃいました。フラーバも、いいなぁ。


〜白金ちな〜

3児を育てるFP母。キラキラ派でも自然派でもない快適な暮らしを模索中。料理は美味しく作るより美味しそうに食べるほうが得意。自分の意見はしっかりしているけど争いごとは嫌い。手触りのいいものが好き、羊とか。面食いじゃなくて麺食い。


〜ラムチョップ〜

ちなにしか姿が見えない賢い羊。ちなの疑問や不満に豊富な知識で答えてくれる。体は子羊、頭脳はAI。時々暴走するちなの抑え役だが、いちばんの理解者でもある。眠れない人の目の前で何度も柵を往復して100回以内に寝かせるのが得意。1歳違いの兄の名前はマトン。